Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

第37回佐伯市長杯クルーザーレース大会  参戦記 その15 まさかの失速!

やられた!

割と先頭集団について帆走していると、”スターボード!”の掛け声。

ヨットの航行では、ポートタック(風をポートサイド(左舷)から受けるように帆を展開)しているヨットと、スターボードタック(風をスターボード再度(右舷)から受けるように帆を展開)しているヨットでは、後者(スターボードタック)が優先される。

スターボード”を直訳すると、私がスターボードですので、どうぞ進路をゆずってください、という意味だ。簡単にいうと、”邪魔、どけっ”、と同義である。

え、えっ、、ここで、、、勘弁してくださいよ〜〜、と慌てて右舷前方をみると、花子IIだ。

ルールはルールなので、Yさんに、”タックします”と声をかけると同時に、左舷側ウインチにジブシート(帆を結んだロープ)をセット。

タック〜〜っ、と言いながら、タックするとYさんがウインチを巻く、巻く、巻く、、、

するとバタバタバタ〜と、セイルが風下に飛んでいった。

シートの結び目が外れたのだ。

ヨットは失速した。私は、はずれたシートの先端をもって、セイルを捕まえようとするが捕まらない。

やっとの思いで、適当に結んだ状態で再び走り出すが、すでに先頭集団に大きく引き離されてしまった。

私は、新しいルールを提案したい。すなわち、古いヨット優先。

行きあうときに、船齢を数字で叫びあい、大きい数字をだしたほうが勝つ。

年功序列こそ、公平なルールだ。