右舷上部のバースは、物置として使っていた。
今後も、ここで寝ることはないように思う。
中学生のとき、初めて乗せてもらったヨット(レフテナント@八代)で前日から泊まってらした山﨑さんが2段ベッドの上で寝ていたのを思い出す。
Macrophage IIもそうだが、古いヨットはこの2段ベッドを採用することで、メインキャビンに左右で最大4人のクルーが寝ることができる構造のものが多い。
昔の”外洋ヨット”は大人数で乗るのが一般的だったのだろう。
BW-33は、当時最新鋭の外洋レーサーとして設計された。
ここでいう外洋とは、太平洋横断も含む、本当の外海(そとうみ)のことである。
設計上のセイル面積でいうと実は、最近のベネトウなどの同全長のヨットと比較しても、実は負けていない。
先日、あるヨット屋さんと話をしていて、BW-33をレストアしていると言ったら、”クルージング派ですね”と返された。
私は、"BW-33は、現役の外洋レーサーですよ”と答えると、昔を知るオールドソルトは”そうですね!”とにっこりされた。
BW-33は、もともと大男8人のクルーとかで多少の強風下でもフルセイルでガンガン走らせてナンボの船なのだろう。
半世紀がすぎて、ヨットマンは、絶滅危惧種となり、そんな遊びをする人はいなくなった。
よって、我が艇も、若い大男のクルーなどいないので、無理せずにゆる〜〜い帆走しかできない。