Macrophage II には、前方のデッキに500 mm x 500mmのサイズのハッチがあり、その真下にあるのがフォクスル(船首付だ。本来は、フォクスルはセイル置き場だったようだが、Macrophage IIは、ダブルバース(ベッド)にしていて、寝床の下にセイルを置いている。
フォアデッキのハッチは、はもちろん人が出入り可能だが、本来の目的は、セイルの出し入れだと思う。
さらに中央のメインキャビンの天井にも小さなハッチがあるが、これは完全に明かり取りと、換気用だ。人は通過できない。
左右のドッグハウス(船室の高さを確保するために、デッキより高く突き出た屋根部分)には、窓がある。
いずれも、アクリルで明かりがとれるようになっている。
アクリル板は、コロナ禍で様々なところで使用されるようになった。
強度もあるし、なんといっても最近のアクリルの透明度は、ガラスのそれより高い。
とはいっても、それは新品の話である。
紫外線にやられると、かなり酷い状態になる。曇りガラス以下というか、蜘蛛の巣状のクラックがでてくる。