Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

2022-12-12から1日間の記事一覧

ハル(船体)塗装 その1

船底が終わったら、次はハルの塗装に入った。 グレーにちかい白のウレタン、サーフェーサー、ゲルコートの順にでてきた。 トランサム。すこしサンディングしたところ。 トランサムのエッジにある多数の欠損 実験的にポリパテをいれてみたが、ろくな下地がで…

船底ゲルコートのリセット その5

ゲルコートは塗料とは異なり、薄くぬるべきではないというが、厚く塗りすぎると、でこぼこが目立つ。 硬化剤の混ぜ方によって、硬化時間が変わる。 いったん硬化が始まると止められないので、いっきに塗るしかなくなる。 とてもデリケートなのだ。 はけ塗り…

船底ゲルコートのリセット その4

キールについても、ゲルコートで仕上げることにした。 もともと補修がされていて、鉄製のキールの上に、ガラス入り樹脂( FRP)、そのうえに、パテで仕上げてあったが、ゲルコートはなかった。 いろいろなところでガラスが剥離していた。剥離したから錆びたの…

船底ゲルコートのリセット その3

船底のリセットは、きれいに船底をゲルコートまで剥がし、そのあと新しいゲルコート(トップコート)を塗る、という単純な話なのだ。 千利休は、茶の湯について、「茶の湯とはただ湯をわかし茶をたててのむばかりなる事と知るべし」と語ったというが、1年に…

船底ゲルコートのリセット その2

ゲルコートにはいった無数の無秩序なヘアラインのようなヒビ。 おそらく、下のガラス入りのポリエステル樹脂(いわゆるFRP)とゲルコートの熱あるいは冷気下での収縮に差があって、長い間、熱やら寒さやらに耐えている間に入ったのだろう。 英語では、spider …

船底ゲルコートのリセット その1

これまでのストーリーだけだと、ずっと内装をやっていたかのような印象があるが、実はそうではない。 複数のプロジェクトが同時進行しているわけで、実際、最初にとりかかった大きなプロジェクトは船底のゲルコートのリセットであろう。 FRPは、何年もつのか…

トイレのリノベーション

いまのマリントイレは、たしかこの艇を最初に手に入れて、まっさきに取り替えた部品のひとつだ。かれこれ、25年ほど前だ。 たしか、ウエストマリンで購入して、船便でおっくってもらった。 (最近は、ついに”船便”もなくなったようだ。) 当時、ファックスで…

電気まわり:LED

なにかの話を書こうとして、そのイントロが、ついつい脱線してしまう。 本当は、LEDの話をしたくて、イントロ(バッテリーの余談)が長くなってしまった。 昔は、室内灯にしても、航海灯にしても、フィラメントの豆電球が入っていて、最低でも1個が10ワッ…

電気まわり:バッテリーの余談

ヨットは停泊中には、ハウスバッテリー(サブバッテリー)で電気をまかなっている。 まえにも書いたが、#1バッテリーをエンジン始動用、#2をハウスバッテリーにするつもりだったが、#1がなくても#2でエンジンが快適に始動するので、#1の存在意義は…