ゲルコートは塗料とは異なり、薄くぬるべきではないというが、厚く塗りすぎると、でこぼこが目立つ。
硬化剤の混ぜ方によって、硬化時間が変わる。
いったん硬化が始まると止められないので、いっきに塗るしかなくなる。
とてもデリケートなのだ。
はけ塗りは可能だが、小さな面積の補修くらいにとどめておいたほうがよい。
船底みたいな広いところに、はけ目がつくと、削るのに時間がかかりすぎる。
一斗缶に入ったゲルコートは、顔料が底にしずんでいるので、ひたすら混ぜて、取り出した材料に適度な(これが難しい!)硬化剤をいれて、ローラーで一気に塗った。
準備から塗布まで、約1年かかっていた。