もともと補修がされていて、鉄製のキールの上に、ガラス入り樹脂( FRP)、そのうえに、パテで仕上げてあったが、ゲルコートはなかった。
いろいろなところでガラスが剥離していた。剥離したから錆びたのか、錆びたから剥離したのかは分からないが、いずれも正しい気がする。
キールが鉄なのか、鉛なのかは、錆びてれば鉄だろうが、錆がなければ磁石をつけてみると分かる。
Macrophage II のキールは、鉄であるので、プラスチックが剥離したところに錆がでていた。
いろいろな工法があるかと思うが、錆をとめるには、ヘンケルのLOCTITE(ロックタイト) 錆転換剤 がよいと聞いて使った。とりあえず化学的に処理をして、アクリル系の錆止めで外環境と遮断して、そのあとに、ファイバー入りのポリエステル系パテで固めた。
ファイバー入りのパテは、痩せないので、非常に使いやすいと思う。
ポリパテよりエポキシがよいという説もある。
とりあえず、数ヶ月海に浮かべていたがファイバー入りのポリエステル系パテ自体の接着は良好のようだ。
実験的に、別の箇所に、エポキシを使っているので、来年あたり、どちらがよいか決着がつくかもしれない。
(一部、ファイバーなしのポリパテもつかっているが、若干、金属との接着が悪いようで、水につけたあと、ピンホールのような錆がでていたので、今後は使わないことにした。)