なにかの話を書こうとして、そのイントロが、ついつい脱線してしまう。
本当は、LEDの話をしたくて、イントロ(バッテリーの余談)が長くなってしまった。
昔は、室内灯にしても、航海灯にしても、フィラメントの豆電球が入っていて、最低でも1個が10ワット、両色灯は、たしか25ワットとかだった。
室内も10ワットの豆電球だと暗い。それが風情があるともいえるが、暗い。
少しでも、明るくしようとすると20ワットとかなって、それだけでも2アンペア弱を消費していて、(電気が)もったいない、もったいない、となる。
油断すると、バッテリーの電圧がさがり、エンジン始動できないなんて事態に発展しかにない。
なので、いまでも当時のクセが抜けず、船内では、節電、節電、節電、の精神が染み付いている。
レストアを機会に、Macrophage IIの室内灯は、全てLEDに取り替えた。
2段階式(2連結)の立派なものをメインキャビンに1つ、ギャレーにひとつ、チャートテーブルにひとつ、合計で3つ(2連結なので、6つのライトと同じ)取り付けた。
さらに、ヘッド(トイレのこと、またもや意味不明のヨット英語)にひとつ、フォクスルのバースにひとつ。
すべてメードインチャイナ。で、信じられないくらい安い。
(ちなみに、日本製なんて、いまどき売ってない。)
これらがなかなか優秀で、一個つけてもたった3ワットしかない。
それで、十分すぎるくらい明るい!
室内灯を全部つけてると、これは昼間ですか?というくらい明るい。
3ワットであれば、電流は、0.25アンペア。
夜中中10時間つけっぱなしでも、たった2.5AHなので、105AHのバッテリーにしてみたら、どうってことない。
これで、昔の電気ケチケチ生活から解放された。
LEDのライトは素晴らしい。本当に画期的発明だと思う。
青色LEDは、ノーベル賞とったが、私がノーベル賞選考委員なら、白色LEDにも一票いれたい。