コックピットデッキのハッチ作成の話の中で、Macrophage IIのエンジンには、前方、後方から容易にアプローチできると書いた。
実は、Macrophage IIは、後方のバルクヘッドに穴をあけている。でないとエンジンがのらないのだ。
オリジナルの設計、すなわちYA-12 という今乗せている3GMより小型のエンジンが乗っていたときは、機関室はその後方のバルクヘッドで完全に隔絶されていたのだろう。
それにより、前方より、バウ倉庫(ステムの真後ろ)、キャビン、機関室(スペース)、船尾空洞、と4つのスペースを隔壁で完璧に分けたのではないか?
それはなぜか?
”外用ヨット”が、簡単に沈まないように、するためだろう。
であれば、BW-33を設計した武市俊氏、建造したリンフォースのフィロソフィーに納得できる。
とくに、アフトキャビンの選択を無くしたことで、居住性が悪くなるが、デザインとしてはありなのだと思う。