Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

2023-01-06から1日間の記事一覧

バルクヘッドの穴の変更

Macrophage II は、本来だと、船首、キャビン、機関室、船尾の4つのコンパートメントがバルクヘッドやら、エンジンケースやらで仕切られている。 キャビン側方は、エンジンルームをとおらずに、船尾と連絡するが、その間にはバルクヘッドが存在する。 水密…

航海灯が全て復活

いろいろな作業を進める中で、航海灯をLED化していった。 船首のパルピットに両色灯をひとつ、船尾に船尾灯をひとつ、スプレッダーに前照灯をひとつ、マストヘッドに白色全周灯をひとつ、だ。 両色灯 船尾灯(その後、2段目下の予備ライトは廃止) 航海灯を…

ライフラインのハイテク化

ライフラインは、船体の周辺に張り巡らせた命綱のことだ。 通常は、ワイヤロープが使用される。 Macrophage IIも、そうしていた。 このワイヤロープだが、耐久性はよいのだが、ササクレがでてくると危ない。 切れやすいというのもそうだが、怪我の原因にもな…

キールボルト 最終固定

今回のレストアでは、キールボルトのナットは全て外して新品に取り替えたが、キールボルト自体は交換していない。 ヘドロ状のビルジに浸かっていたので、鉄製のCチャンの錆とまざっておそろしくよごれていた。 しかし実際にナットを外してみるとボルト自体は…

ブーム再整備 その6 アウトホールブロック交換

Macrophage II のブームエンドには、ブロック(滑車)が入っている。 そこから出るワイアを使って、セイルのクリュー(風下側の端っこ)を引っ張るようになっているわけだが、長年の使用によってシーブが寿命を迎えつつあった。 それに加えて、ブーム側にも…

ブーム再整備 その5 シリコン系塗料をつかった感想

仕上がりはどちらも綺麗な艶がでて良いと思うが、強いて言えばウレタンの方がスムーズに塗れる分だけ綺麗な感じがあると思う。 2液性ウレタンは、ローラーでも刷毛でも、薄く伸ばしていけばドンドン伸びていく。 それに対して、シリコン系塗料は、一言で言…

ブーム再整備 その4 塗装開始

シリコン系塗料は、塗装後にウレタンと変わらない光沢がでるが、ウレタンと違って伸びない。 なので、薄くのばすというより、ある程度の厚みをもって一気に仕上げたほうが仕上がりがきれいな感じがする。 軽く研磨後、ミッチャクロンで下地処理、シリコン系…

ブーム再整備 その3 まずは洗うことから

ブームを塗装する前に、はずせる部品は外して行った。 その上で、ブームは中性洗剤でよく洗った。 ブームエンドは補修が必要 はずしたクリートは、重曹水でお湯攻めこれで表面がきれいになる ウインチ塗装前 クリート塗装前 クリートとウインチ、エポキシパ…

ブーム再整備 その2 シリコン系塗料の選択

マストとブームは似たような材料で出来ているが、マストのほうがアルマイトの消耗がはげしかった。理由としては、マストは雨ざらしなのに対して、ブームは、セールとブームカバーで覆われて保管されるからかもしれない。 とはいうものの、約20年放置していた…

ブーム再整備 その1

ブームとは、マストから船尾方向に垂直に、つまり水平線とは平行に飛び出した棒のことである。 普通ヨットといえば、多くの方は、2枚帆のヨットを想像するのではないかと思う。 実際には、1枚帆のヨットもあるし、3枚のヨットもあるが、2枚帆が圧倒的に…