Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

番外編 カズワン沈没に想うこと その1 報告書のこと

カズワンの事故に関する経過報告が公開された。

亡くなられた乗客、乗員の皆様のご冥福をお祈りしたい。

それから、救助活動に当たられた海上保安庁自衛隊、警察の隊員の皆様はもちろん、漁協、同業者、サルベージ会社をはじめとして救助活動に当たられた全ての方々、たいへんなご苦労だったとおもう。心から敬意を示したい。

亡くなられた方、ご家族、無念だっただろう。

この種の事故だが、なにか他人事に思えない。

自分は起こさない事故なのか? 

もちろん絶対に起こしたくないとは思うが、”絶対”大丈夫なのか?

 

報告によると、沈没は、前方ハッチからの浸水が原因ではないかということだ。

ヨットを含め小型船舶に乗っている人の中には、ハッチからの浸水くらいで20トン(正確には19トン)の船が沈むのか、と疑問をもったのではないかと思う。私もその一人だ。

疑問におもって、公開されている報告書を読んでみた。

そしてr、浸水は、船底の損傷からではなく、前方ハッチからだとする推定に、少なくとも私は納得できた。

検証の結果、船底や船首に認められた複数のFRPの損傷は、船内側に繋がっていなかったとされる。であれば、船底からの浸水はありえないということなのだろう。

 

しかし、非常に短時間の間に、船を沈めてしまうほどの大量の水が、喫水より高い位置にある小さなハッチから入ってくるものなのか? 

ちなみにカズワンのハッチとMacrophage II のハッチのサイズはほぼ同じだ。