Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

2022-12-03から1日間の記事一覧

舵レストア 2018年ごろ

2018年ごろ、ボロボロになってしまった舵を綺麗にした。 ボロボロといっても、基本構造に問題はなかった。 船体はリンフォース工業製であるが、舵だけは山﨑ヨット+井上マリン製なのである。 まずは表面を研磨して、その後、防水を目的として、ゲルコート(…

レストア第1期(舵軸不良と舵交換 その8)

さて、舵ができたが、元の舵軸のラインと新しいラインが合わない。 そもそも二つの軸をジョイントさせていたのは、意図的に舵軸を非直線にしたかったからではないかと思う。 そうすることによって、なにがあっても舵が落ちることを防ぐ構造にしたのではない…

レストア第1期(舵軸不良と舵交換 その7)

できあがった舵は、別府北浜ヨットハーバーに持ち帰った。 納期に遅れがでていたので、そのお詫びということで、新しいティラーを作ってプレゼントしていただいた。 ちなみに、そのティラーもその後、ぼろぼろになってしまったので、2022年にレストアした。 …

レストア第1期(舵軸不良と舵交換 その6)

舵の話に移ろう。 山﨑さんに舵作成を依頼したのは、私が初めてヨットにのったとき、つまり山﨑さんと初めて会ってから、20年近くたっていた。 工場で、山﨑さん、山﨑さんのお嬢さん、それととても大きな犬(たぶんシェパード)が出迎えてくれた。 山﨑さん…

レストア第1期(舵軸不良と舵交換 その5)

山﨑さんは前日飲んでいて、ヨットで寝たとおっしゃったように思う。 仕事をしていて、かもしれない。 少年だった私は、ヨットで寝てみたいな、と思った。 ヨットは、緒方オーナー、奥様、山﨑さん、私の4名を乗せて、静かに大島泊地をでた。 八代海は、無…

レストア第1期(舵軸不良と舵交換 その4)

オーナーである緒方さんに、船のことについていくつかの質問をしたのを覚えている。 その中に、このヨットは何フィートあるのですか?というのがあった。 緒方オーナーは、君はヨットの長さをフィートで数えることを知っているんだ、と感心された。それまで…

レストア第1期(舵軸不良と舵交換 その3)

舵の話からそれてしまったが、中学生3年になったばかりの私は、なんの躊躇もなく、クルーになりたいと八代ヨットクラブの会長であった緒方さんに電話をしたのだった。 ついに、ヨット乗れる日がきた。 中学生だった私は、鹿児島本線にのって八代へ向むかった…

レストア第1期(舵軸不良と舵交換 その2)

山﨑ヨットは熊本県八代市に存在したヨットビルダーである。 実は私が山﨑さんに舵作りをお願いしたときには、会社自体はなくなっていたようで、ヨットの修理などをかなり小規模なレベルで受注されている状態だった。 ひょっとしたら私の舵づくりが最後の仕…