Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

旧式ウインチのパウルのバネ

アルミ製ウインチを清掃し、急いでビニール袋に包んで持ち帰ったのだが、やらかしてしまった。

ウインチは2つ、それぞれベースとトップが回転するようになっていて、上下それぞれにパウル(爪)が3つづつついている。なので、合計で12個のパウルとスプリングがあるはずなのだが、スプリングが11個しかない。

おそらく、洗浄したときにバケツの底に沈んでいたのを見逃したのだ。

まずいことになった。

以前、Barlow製のウインチのスプリングも探すのに苦労した。

旧式のウインチのパウルは少しおおきくて、スプリングの枝もやや長い。

ネットで探してみたが当然ながら売ってない。

よし、作ろう! ということで、ピアノ線でバネを自作することにした。

まず、ホームセンターで0.33 mmのピアノ線をゲット。

15メートルもある。長すぎるが、200円ちょっとなのでよしとした。

バネを巻くのに5ミリの円柱がいる。

M5のボルトに、ワッシャーを二つ、ナット一つを買った。

ボルトを芯にして巻いていくのだが、難しい。

まんまるの円にならない。

直径5ミリのパウルスプリングの作成のため5ミリのボルトにピアノ線を巻く

歪なバネ、失敗作も多い

割と出来のよい製品



これらのバネを軽く火であぶって水につける。弾性がますらしい。

たしかにそれをすると強い感じのバネに変わった。

ちなみにやりすぎて、”焼き入れ”になると、もろくなるらしい。