Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

第37回佐伯市長杯クルーザーレース大会  参戦記 その8 佐賀関でのミニアクシデント

佐賀関の沖は、速水の瀬戸といって、その名のとおり潮がとても速い。

昔、関のそばに船をおいていたので、割と慣れた海域といいたいところだが、何度通っても緊張する。

古くは、古事記日本書紀神武天皇が東征のときにお通りになったという。

佐賀関は、戦国時代とか江戸時代前半には、肥後藩の飛び地であったらしく、坂本龍馬が通ったところということで、観光ネタとなっている。

関サバ、関アジでも有名。

関は、私の大のお気に入りスポットなので、別の機会に詳しく書きたいと思う。

 

関に限ったことではないが、海流はちゃんと調べておかないと、たいへんなことになる。

特に風のある日や、沖に台風など大きなうねりの原因があるときには、潮流との相互作用で、一瞬にして歪な波浪と激しい潮流がぶつかりあう見たくない景色に変わるので、特に小型のヨットは最大限の注意が必要だ。

若い頃、BW-21でシングルハンドで通過中に、突然、電信柱のような高さの波、しかも波長の短いものが次から次へと襲ってきて、本当に死ぬかと思ったことがあった。

そのときなんとかなったのは、21フィートの小さい船体に対して450キログラムのバラストキールの生み出す抜群の復元力のおかげだと思う。

 

出港後、約2時間で、関のすこし北まで近づいた。

キャビンに入り、搭載品のかたずけをしていて、やらかしてしまった。

冷蔵庫に卵をいれようとしたとき、卵をおとしてヒビが入ってしまったのだ。