Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

第37回佐伯市長杯クルーザーレース大会  参戦記 その9 佐賀関沖でヒビ割れ卵を茹でる

大事な食材の卵にヒビが入ってしまった!

昔の卵とちがって、いま販売されている卵は、殻の表面を薄く削っている。

(ちなみに売ってる卵は、水洗いはしてないそうだ。)

殻にヒビが入った卵は、雑菌が侵入する可能性が高いだろう。

このままヒビから雑菌がはいって、船上で食中毒になって、、、と想像して怖くなった。

海上で体調を崩すほど嫌なことはない。

ヒビの入った卵、いま食べるしかない。

 

米国政府(US FDA) は国民に対して生卵を食べるなと言い続けている。

毎年卵が原因のサルモネラ感染症で命をおとす人がいるからだ。

それもあって、アメリカのスーパーみ山積みされている卵は、必ず冷蔵されているのも、きっとお上からの指示に違いない。

一方で、生卵を好んでたべる日本のスーパーの卵は常温保存というのは謎である。

以前、日本の卵販売業者が、半年以上倉庫で保存した卵を出荷していたのが発覚し、たしか経営者が検挙されたと記憶している。

おもしろいことに、そのことで健康被害は報告されていない。

その事件以来、私の卵に対する信頼が増した。

 

このヒビ割れ卵だが、生のまま吸うのもなんだし、1個だけ調理するのも面倒に感じた。

関の沖は、無風にちかい凪とはいえ、それなりに揺れている。

茹で卵ならなんとかなるが、1個の卵で卵焼きなり目玉焼きなり作るために、わざわざフライパンだして油ひいて、後片付け、とか考えたくなかった。

 

解決策はないか、、、洋上で、ネット検索開始。

割れた卵でも茹で卵は作れることを知った。

本当に便利な時代だ。

卵をアルミホイルで包んで茹でるだけ。。半熟たまご完成。
いつもどおりに水から10分茹でた。