Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

試運転 3400回転まで回してみた

日曜日、朝から試運転に出かけた。

出港午前10時、帰港午後3時予定、行き先なし、で出港届けを提出。

エンジンは一発で始動。前日と同様に冷却の海水(直接冷却)は勢いがよい。

滑走路脇の水路をぬけて2400回転で南に走り、180度転換し北に走り、平均値をとって潮の流れをキャンセルすると、以前と変わらず6.5ノットくらいで走れている。

速くなるということはなかった。

”白煙”の原因のひとつに、カーボンの蓄積があるらしい。

あまり低速でまわしつづけるのもよろしくないそうだ。

エンジン自体は設計上、最高出力で回し続けることは想定内らしい。

時々、マックスで15分ほど回すとよいという話も聞いた。

3000回転くらいは巡航でも回したことがあるが、一度もマックスはやったことがない。

まずは、3000rpmでスピードが7.5ノット付近まであがっていく。

ここまでは、とくに不安はない。

その後、3400rpm (3GMの最高出力がでる回転数)までおそるおそる上げてみた。

問題なくあがってきたが、船尾が下がるだけで、それほど艇速はのびない。

いわゆるハルスピードを越えられないのだろう。

スロットルはまだ余裕があり、あげようとおもえばもっと高回転でまわせそうだが、設計上のマックスを越えることはない。

トップガントムクルーズではないわけで。。。

しかし、3400回転で15分回しつづける勇気はなく、数分でびびりモードに突入し、いつもの2400回転にもどす。一気に、船が静かになる。

オイルが新しいと音も静かな気がする。

いろいろな方に、エンジンが静かですねと褒められる。

それはエンジンの調子とはあまり関係なく、レストアするときにエンジンの周辺に、断熱防音材をいれまくった成果だと思う。

小一時間走り、水蒸気はでないこと、オーバーヒートもしないことを確認した。

昼ごはん、どうしよう。

どこか近くの漁港にはいってもよいが、暑いだけなので、海上でプラプラすることにしてジブセールをセットあげ、エンジン停止。

静寂の中に風と波の音だけが聞こえてきた。

そよ風をうけてジブだけで別府湾を漂う