Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

第37回佐伯市長杯クルーザーレース大会  参戦記 その5 罪滅ぼし

 

罪滅ぼし、、、もちろん船を放置してしまったことで、本当に船がかわいそうだと思った。

だからこそ元の姿に戻してあげようと思ったわけだが、別の罪悪感もあった。

放置してしまったのは、船だけではなかった。船で結ばれた人たちとの関係性だ。

ご無沙汰してます、では許されないほど、長い時間私は音信不通になっていた。

長い間、遠い外国にいた。

2年で帰るつもりが、1年延び、また1年延び、気がついたら16年がたっていた。

帰国してからもレストアするのか、捨てるのか、そんな大事な決断もできずに数年悶々としていたのだ。

結果的に約20年(正確には19年)の放置期間を経てレストアスタート。

そんな私の背中を押してくれた前ハーバーマスターの故瀧口ハーバーマスターの顔が浮かぶ。

ちゃんと走ろうと思った。そうしないと瀧口さんに顔向けできないと思う。

ここまでくるのに、マリンピア武蔵の皆さんがいなかったら、とてもじゃないけどレストアは無理だったと思う。

1年くらいで海に浮かべて、昔所属していたヨットクラブの人たちにも挨拶ができるかと考えていたのだが、そこからレースに出るまで5年かかってしまった。

今回のレースに参加することで、おそらく25年前に大変お世話になった方々と再会することになる。

少しはかっこよく走ろうと思った。それも1184番のセールをあげて。

 

Macrophage IIに残る1184番のトライスル(嵐用の三角帆)
(普通使うことはない。)
2022年4月

1184番のスピン。
ポールなしであげられるように”タッカー”を購入。
陸上で上げ下げの練習しているところ。
2022年9月。

このスピンで上位入賞するのをイメージしながら練習。