Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

Bluetoothアンプ設置

レストアを開始した直後には、Macrophage IIにはバッテリーがなかった。

当然、全く電気がなかった。

元々カセットとCDの付いた古いカーステレオがチャートテーブルの横に設置してあったので恐る恐る12ボルトの電源を入れてみたら、一瞬でCDを駆動させるモーターがおかしくなった。

ビンテージのカーステレオを修理する技能は持ち合わせないので、捨てることにした。

レストア中に音楽があると特に単純作業中、気分的に楽になる。

2019年9月に中国製のUSBで充電するBluetoothスピーカーを購入した。

これが予想以上に高性能で大活躍してくれた。一度充電すると、12時間連続で使用できる。

船のバッテリーが復活するまでの間は、移動する車の中で車載バッテリーで充電して、マリーナについたら船の横において色々な音楽をきいていた。

防水なので雨がふっても大丈夫だし、2回ほど、船のデッキからコンクリートの地面に落下させてしまったが壊れなかった。

そのUSB式スピーカーだが、今は、車の中で使用している。(実は、車にステレオを乗せていない。)

 

船のバッテリーを復活させてから、またもや中国からデジタルアンプを購入し、骨董品の外部スピーカーと繋いでみた。

この外付けアンプと骨董品スピーカーの組み合わせだが、正直なところ音質はあまりよくない。若干残念ではあったが、3,488円というアンプの破格の値段を思えば諦めもつく。

音質、特に低音がいまひとつという不満はあるものの、ディープサイクルバッテリーから電源が供給されるので、あまり電気のことを気にせずに音楽を聴くことができるようになったのはありがたかった。

最近のテクノロジーの進化は、ハード技術もそうだがそのソフト面での応用、ビジネスとしての展開、そして価格破壊にいたるまで、本当にすごいと思う。

結果的に、音楽は全て、サブスク音楽(聴き放題)配信サービス(Spotify)でスマホからBluetoothでアンプに飛ばしている。(ここに日本の会社が登場しない、、、、)

 

この技術のお陰でCDとかカセットとか船内に音楽メディアを一切積む必要がなくなってしまった。

NHKラジオさえも、デジタルでアンプにとばすので、まったく雑音のないラジオを豊後水道のほぼ全ての海域で聞くことができる。

ただ、携帯が壊れたらラジオも聞けない、さらにNew Pec Smartの海図も見られない、Google Mapもダメ、という最悪の事態におちいるのだろう。

(なので、Macrophage IIには、紙チャートと電池式ラジオも搭載している。)

 

バルクヘッドに設置されたスピーカー(もともとあったもの)

手のひらサイズの中国製デジタルアンプ
チャート置き場の隅に設置(普段はみえない)
アンプの左に見えるのは紙チャート(海図)
2020年3月に設置
(写真は最近のもの)