外国のニスの宣伝をみると、"golden teak"という言葉を見かける。
明るい感じで、すこし黄色みがかったようなニスの色だ。
それを実現するには、どうも元の木が薄い色であるのが前提となるようだ。
例えば、Macrophage IIの床板のように古材といわれるようなチークは、もとが黒い。
なのでどんなにgolden teakを謳い文句にしているニスを使っても、黄色くはならない。
今回、チーク製コックピットには、薄い新しいチークのテープを貼ったので、なんの苦もなくgoldenに変わった。
個人的には、チークの色はあまり黄色すぎるのは好きでない。
黒に近い様な茶色になるのも好きでない。
どちらかというと、すこし明るい赤い感じの色がすきなのだ。
インターナショナルのニスは非常に塗りやすいが、もっと赤い色がよいかと思って、いろいろやっているうちにたどり着いたのが、国産の安価な1液の油性着色ニス(新けやき)だ。
舶来品と比べると恐ろしく安い。ちなみにマリン用でもない。
これまで報告してきた、内装のニス塗りは、すべて”新けやき”だ。
メーカーが示している”新けやき”は、むしろgolden teakに近い明るい色なのだが、実際に塗ってみるともっと赤みの強い茶色になる。
結果、私の好きな色になったので、今後は、すべて”新けやき”に統一したいと思っている。