Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

チーク製コックピット再生 その7

外国のニスの宣伝をみると、"golden teak"という言葉を見かける。

明るい感じで、すこし黄色みがかったようなニスの色だ。

それを実現するには、どうも元の木が薄い色であるのが前提となるようだ。

例えば、Macrophage IIの床板のように古材といわれるようなチークは、もとが黒い。

なのでどんなにgolden teakを謳い文句にしているニスを使っても、黄色くはならない。

今回、チーク製コックピットには、薄い新しいチークのテープを貼ったので、なんの苦もなくgoldenに変わった。

個人的には、チークの色はあまり黄色すぎるのは好きでない。

黒に近い様な茶色になるのも好きでない。

どちらかというと、すこし明るい赤い感じの色がすきなのだ。

インターナショナルのニスは非常に塗りやすいが、もっと赤い色がよいかと思って、いろいろやっているうちにたどり着いたのが、国産の安価な1液の油性着色ニス(新けやき)だ。

舶来品と比べると恐ろしく安い。ちなみにマリン用でもない。

これまで報告してきた、内装のニス塗りは、すべて”新けやき”だ。

メーカーが示している”新けやき”は、むしろgolden teakに近い明るい色なのだが、実際に塗ってみるともっと赤みの強い茶色になる。

結果、私の好きな色になったので、今後は、すべて”新けやき”に統一したいと思っている。

 

できあがったコックピット。

 

仕上がりの色は、いわゆる"golden teak"
他のチークは、もっと赤の強い茶色なので、次回、もっと”新けやき”で色を入れる予定。
2022年5月