Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

コンパニオンウェイさし板ニスぬり その2

さし板もふくめ、紫外線にさらされたチーク材は経年変化で柔らかい部分が削れると表面が凸凹してくる。

それを補修する方法は2つ。

まっとうなやり方は、凸凹のボコ(凸)を削り取ることだ。

言うのは簡単だが、大きな問題がある。チークが薄くなる。

二つ目のやり方は、邪道かもしれないが、パテなどで凸凹のボコ(凹)を埋めることだ。

ホームセンターなどに、木工用で様々なパテが売られている。

もっとも使いやすいのは、アクリル系のパテだろう。

私見であるが、特殊な場合をのぞいて、おすすめしない。

まず、既製品のパテと木部の色があう可能性はほぼゼロ%だ。

そのうえ、ニスをはじくので、ニス塗りしても、かえってパテがめだってしまうので、仕上がりが絶望的に汚い。

特殊な例というのは、木部の木の色を生かさず、”ペンキ”で塗ってしまうケースだ。

その場合は、最終的にはペンキの色になるので、何入れてもよいと思う。

エポキシ系の木工パテなるものが売られている。棒状のパテで、必要な分を切り取り捏ねることで硬化剤と混合する。ぺたぺた埋めると30分ほどでカチカチに固まる。

研磨もしやすい。

脆弱になった木部に対しては、ある程度強度を補強すると思う。

ただし、色があう可能性はない。

ニスを塗ることはできるので、ひたすら20回くらい塗れば、パテは目立たないが、若干めんどうではある。

エポキシ樹脂とオガクズを混ぜてパテにするというやり方もあるようだが、これもやってみたが、案外難しい。

結局、サシ板については、とのこである程度で微小な凸凹を整えて、着色ニスで仕上げた。

ニス塗り途中

ニス塗り途中2
二液のチーククリーナーがみえる
2020年5月

サシ板が終わり、その周辺の研磨開始したころ
2020年5月