前々オーナーのSさんによれば、現在設置されているコックピットのチーク材は、Sさんがオーナーだったときに、広島で作成されたとのこと。
プロの作品なので、船体のカーブにそってきれいに作ってある。
素人には絶対につくれない。
長年の放置で、さすがのチーク材も朽ち果てていった。それは私の責任ではある。
踏みつけるとバッキッと折れる始末だったので、薄くなったチーク材をベースにしてガラス繊維とエポキシを使って裏面を補強している。
つまり、もはやチークではないともいえるのだが、表面だけは、チークのテープ素材をはりつけてインターナショナルのゴールドスパーで仕上げたら、ゴールデンチーク色に変わった。
一方で、他のチークなどは、すべて着色ニスで仕上げていったので、全体の木の色と、コックピットの色が合わなくなってしまった。
それに加えて、約1年で、当初のニスの光沢を失ってしまったので、得意の着色ニスで色をいれることにした。
天気もよかったので、4コート程度塗ることができた。
今日、あと数回塗りたそうと思う。