Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

ハル(船体)塗装 その3 (プロのお仕事)

プロとアマチュアの違いは何か?

私自身は、ある特定の分野でプロとして生計をたてているので、特にそう思うのかもしれないが、アマチュアがプロを超えることはないと断言できる。

マチュアは、プロが絶対しないことを平気でやるし、やっかいなことに、それがプロがしないことであることを知らない。

というわけで、私は、ヨット整備についてはアマチュアなのを痛感したのが、ハルの塗装作業だったと思う。

塗装とは、塗料を塗ること、である。ある意味、100%正しい。

子供の頃、スプレーガンで塗装している職人さんをみて、あれが塗装だな、と思っていた。

プロにお願いしようとして、結局、自分でやろうと決めたわけだが、ほぼ同じ時期に、Macrophage II と同じヤードに40フィートくらいのヨットが運ばれてきた。

プロの塗装がはじまったのである。

ほぼ毎週末通っていたので、プロの塗装の過程のほんの一部を覗くことができた。

3人ほどの職人さんが数週間にわたって毎日出入りしていて、なにかやっているのだが、いっこうに”塗装”の始まる気配がない。

彼らの仕事は、塗ること、ではなかったのだ!

(つづく)