Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

ハル(船体)塗装 その2

ハルの塗装を始めたのが、2019年4月。

それまでの約1年は、船底につきっきりだったので、かなり疲れが出ていたように思う。

早く船体塗って、船を下ろしたいという気持ちが先行していた。

辿り着いたのは、適当に塗って下そう、という計画であった。

実は、ハルの塗装は、プロにお願いすることも検討していた。

見積もりを聞いて、それなら自分でやろう、と思った。

その時点では、この先、延々と船体塗装に苦戦することになろうとは思ってもいなかったのだ。

船底リセットとは、「ただ船底を整え、ゲルコートをはるばかりなる事」であるとすれば、ハル塗装とは、「ただ船体を整え、塗料を塗るばかりなる事」なのだろう。

船底リセットで時間がかかったのは、”船底を整える”作業だと思う。

古い塗膜を剥がし、スムーズな面をつくっておかないと、ゲルコートがきれいに乗らない。

ゲルコートの硬化、研磨とつづくが、何度も失敗しながら、なんとか気力で持ち堪えた。

考えてみれば、船体だって、”船体を整える”ことに時間がかかりそうなことくらい、予想できたはずなのに、、、、

船底ほどではないものの、数々の失敗を繰り返したながら最終的にハルの塗装が完了したのは、2021年夏のことであった。

 

トランサムの古い塗装を剥いでいく。
青い部分は、オリジナルの”狂気の青”(Crazy Blueのゲルコート
2019年5月