Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

レストア第2期(キャビン内装 その18)

Macrophage IIが建造された昭和47年以前であれば、ヨットも木造が主流だったわけで、Macrophage II に比較的チーク材が使われているのも不思議ではない。

おそらくチークも安かったのだろう。

前にも書いたが、メインキャビンの床はすべてソリッドなチーク材である。

レストア前、汚れとカビの臭い、、、と悲惨な状況であった。

知らない人がみたら、こんな汚い板捨てたら?と間違いなく思うだろう。

しかし、レストアする価値はあると思った。

それには二つの理由がある。まず、チークは高級、もったいない、という貧乏根性。つぎに、新しく板を切り出すのは、割と高度な技術がいる。

ヨットは、微妙な曲線が多く、ぴったりと材料をカットして現物を合わせるのは至難の技なのだ。比較的単純にみえる床板でさえも、私の木工技術では無理だと思う。

知り合いの内装屋さんに相談したら、船は無理、別物、と瞬間に断られた。

それほど特殊、あるいは手間に対して利益がないなのだろう。

 

まずは床板をはずしてひたすら洗う(剥離剤で古いニスをとったあと)

削る、削る、削る、、、


これらを組み直して、自宅へ持ち帰る

 

自宅で出勤前、帰宅後、ニス塗りをくりかえす、、、

ヨットにもどしたところ