いろいろと書きながら、昔の話と今の話がごちゃごちゃになってしまい、今更ながらレストアの全貌をまとめるのは難しいと感じている。
1996年ごろの整備の話を第1期、その後、やく20年の放置をへて再開した2017年からのレストアを第2期と呼ぶことにした。
1期でやった大掛かりな変更は、すでに記載した舵の変更と、エンジンの変更があった。
これから、エンジンのストーリーをまとめていきたい。
中古艇として購入したときには、YA-12というエンジンがついていた。
このエンジンには、泣かされた。
なかなか始動しないエンジンで、いったんエンジンが熱くなると、再起動は極めて困難であった。
ヤンマーの部品表を取り寄せ、表面についている種々の部品は、基本すべてが入れ替わった。
おかげで、少しだけエンジンの構造に対する知識が深まったのはよかったが、調子はもどらなかった。
1996年、釜山遠征の時にも、エンジンは帆走中もアイドリングで回しっぱなしにしていた。
一旦切ると、再起動しないからである。