Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

iPhone 6sサポート終了?

携帯電話を初めて持ったのはいつだっただろうか?

モトローラが製造していたアナログ式の携帯電話だがいちど充電しても12時間しか持たなかった。当時の電波は当然アナログ波であってFMで確か500ミリワットの出力だったような気がする。今の船でいちど釜山に行ったことがある。釜山の沖で日本の携帯電話が使えた。

海外ローミングとかなかった時代の話だ。

おそらく100キロメートルを超えるところにあった陸上アンテナとつながっていたのだろう。

 

現代のスマホは便利だがさすがに100キロメートルを超えて送受信ができるとは思えない。

海の上で使う場合、少なくともドコモの4Gは文字通り全国津々浦々使えるようになっている。

ありがたい話だ。

 

どうも最近の5Gの場合には1つの基地局がカバーできるセルが比較的狭いそうだ。

なのでヨット乗りにしてみれば今の携帯電話もで充分なはずだが、何かと古い機種の電話だと困るように仕向けられている気がする。

私が使っているスマホはかれこれ10年経とうとしている。OSのアップデートができない、おまけにサポート打ち切りだそうだ。

必要な機能ってなんだろう?

私の場合、普通に電話ができること、普通の写真、ズームにつながること、メールの送受信ができること、インターネットの検索ができること、銀行口座等のアプリが使えること、new pec smartが使えること、パソコンとテザリングができること、位だ。

なので正直これ以上進化しないで結構。

というかこの10年でスマホの機能に画期的な進化はなかったと私は思う。

毎月3000円ずつドコモに支払い続ければ延々と最新の機種を維持することができるようだが、仮にそのお金を毎月貯蓄なり投資に回して3%で運用できたら30年で2,800,000円。

新しい電話にその価値があるのかな?

 

私の持ち物で言うと最も古いものは腕時計が約60年前のもの、ヨットが52年前のもの、毎日使っているボールペンが40年前のもの、自動車が26年前のものだ。

なので9年前に購入したiPhoneなんて私の感覚で言うと新品同然のなのだ。

車に至ってはなんでも古い車はエコでは無いらしく一般の平均からすると高い重量税を収めさせていただいている。

新車にのりかえたらCO2削減できるって、どこからそんな計算をだしてきたのかわからない。実際私の車、意外と燃費がよくて、同じサイズの新車とくらべて燃費はさほど変わらない。

つまり、1キロメートルあたりに燃やしている(=酸化させている)炭素の量に大きな違いがない、ということは、排出するCO2もさほど変わるはずがないのだが。

しかし、新車販売で日本経済を支えるのが重要、という大人の事情が優先されているわけで、そこにサイエンスはどうでもよいのだろう。

真のエコを通そうとするとなにかと苦労する。

とりあえず4Gで電話が使えるのであればこのまま古いスマホで行けるところまで行こうかなと思う。