Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

温水システムなし、シャワーなしで長旅は可能か?

昨夜は300mlの瓶にはいった日本酒をチビチビやりながらおそくまで仕事をしてしまった。

溜まっていた資料をつくってメールで提出できたのが深夜ごろ。

変な話だが、ヨットの中は邪魔が一切入らないので仕事ははかどる。

便利なのか不便なのかわからないが、ドコモ携帯網のおかげで全国どこでも仕事はできてしまう。

昨日の強風は次第におさまった。

それでも朝方までリギンがカランカランと音を立てていた。

その音にプラスして真冬に近い寒さで、よく眠れなかった。

デッキにあがってカラカラ言ってるハリヤードにテンションかけたら音は消えるのだが、寒すぎて寝袋から出ることが出来なかった。

朝になってほぼ無風。

う〜〜ん、嵐か無風みたいなノリでなかなかベストな風が一定に吹くってことがない。

 

早朝、寒い中、長期クルーズの練習とおもい、船内で顔をあらって、頭も洗ってみた。

マリーナにはシャワーがあるが、漁港にはそんなものないし、最近は銭湯も激減している。

我が艇は、なんせ50年ものなので、エンジンは海水直冷だし、温水はないし、ましてやシャワーなんてついていない。

最近のヨットはひとまわり小さい艇でも、標準装備だったりするのだが。

贅沢を言ってもしかたないが、若干のお湯をつくるだけなら、やかんで十分であることは確認していた。

洗面器1杯のお湯をつくるのは、洗面器の中の水に熱湯をちょっと加えればよい。

ガスレンジとやかんがあれば、数分あればできてしまう。

で、洗面器1杯のお湯で何ができるかだが、意外と多くのことができる。

1)お湯で濡らしたタオルで、全身を隅々まで拭ける。

2)暖かいお湯で、顔を洗える。(←極楽、極楽、、)

3)残ったお湯で、髪を洗える。(”濡らせる”が正しい?)

4)カミソリで髭を剃れる。

ただし、石鹸は使っていない。

石鹸を使うと洗い流すのに数倍のお湯がいるだろうし、シャワーがないと厳しいだろう。

実は、世の中にはご病気や障害などで風呂に入れない人は多い。

そういう方は、タオルで拭いてもらっているのだが、まったく臭くもないし、普通に清潔なのだ。

なのでたぶん、ヨットの上でも数日であれば、この洗面器を使った”清拭”で生きていけると思った。

たまたまだが、家からもってきた洗面器がシンクにぴったり固定される。