ちょっろっとだが沖にでることができた。
目的の半分は、あえて波に洗われることで船底をきれいにすること。
船底塗料は、走ると溶けるはずなので、わざと波につっこんでいく。
予報通りで、1~1.5メートルの波がおしよせていた。
空港沖は浅いので、より波を感じる。
エンジンを2500回転で巡航し、時折2800~3000回転くらいまであげて波と戦う。
これ以上の波だと怖いだろうが、BW-33には2トン越えのバラストのおかげで、本当に時化には強い。
船自体は、どうってことなかったが、寒いのと、うねりとで気持ちがわるかった。
適当なところで切り上げて帰港した。
最近、港の桟橋のずっと前で、エンジン中立のまま、のろのろとデッドスローでポンツーンのフィンガーに着岸させる練習をしている。
もしもエンジンになんらかのトラブルがあって、帆走で入港せざるを得ないときの備え(練習)だ。
着岸まえにセールの風をぬいて、そのまま着岸、という流れを意識している。
デッドスローで桟橋と桟橋の間を通過し、そのあと最後はフィンガーにつけるには90度曲がる必要がある。
BW-33の舵ききは悪いほうだと思うが、ちょっとでも艇が前に進んでいる限り、十分針路のコントロールはできる。
ヨットは、おもしろいもので完全に逆風でない限り、微風+ベアポール(セール無しのマスト)でも、ちょっとずつだが前に進む。バックはしない。
エンジンを使っていないので、加速はできないが、バックもできないので、むしろスピードをどうやって落とすかのほうが問題だ。
スピードを落とすには、舵を何度も左右に振りながら小刻みなジグザグを繰り返すとよい。
いつも恐ろしく遅いスピードでのろのろ千鳥足で入港してくるので、なにやってるんだろうと思われているかも。。。。