Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

真冬のエンジン始動

数日前、スターティングモーターを回しても一発でかからなかった。

一度かかるとあとは快調で、再始動も問題なく一発でいける。

夏場は、スロットルはそのままで、”キュン、ドドド”だけでかかるのだが、冬場のエンジンが冷たいときにはスロットルを少し押して、キュキュキュキュ、、ど、ど、ど、ぶぶ、、、ドドドド、みたいな感じ。

気に入らない。

今日はいろいろチェックしてみた。

まずは、エンジンオイル。

ちょっと汚れているが、交換してどうだろう、20時間も回していない。これくらいでおかしくなるわけないが、一点気になるところがある。

実はヤンマー純正オイルではない。

以前、クルージング先でギアオイル漏れがあったとき、急遽、愛媛県のホームセンターで買った自動車用マルチオイル(10W-30)が大量にあまっていたのだ。

貧乏性なので前回ついエンジンオイルでも使ってしまった。

余ったオイルは、ボロ車に使って、次回は船は純正にしておこう。

夏の間オーバーヒート気味だったのは、インペラ不良のせいだったが、やはり古いエンジンなので、ひょっとしたらもっと粘度のあるオイルのほうが良いのか?

5W-40の方が良いのか? やってみないと分からない。

欧米のヨッティーの意見交換のフォーラムがあるが、”冬に3GMかかりませ〜〜ん”、ってのがいくつも出ていた。

獄寒のアメリカ北部では、エンジンかからないってのはよくあるらしい。

陸電があれば、ヘアードライヤーでエアーの取り込み口から温かい空気を送り込むとかなりのご利益があるらしい。

つい、皆さんの真冬のエンジン始動テクを、全て読んでしまったが、面白いことに、エンジンを女性名詞、つまりshe(彼女)で呼ぶ方が多数いるのだ。

船を女性としてsheと呼ぶのは知っていたが、エンジンもそうする(ひともいる)のは知らなかった。

たしかに手のかかるエンジンは、手のかかる女性みたいなもので、何がお気に召すのか分からない部分がある。

一回、デコンプして、手動でクランクを回しておくとかかりやすいというテクの紹介があり、一応やってみた。

女性にも(あるいは男性も)デコンプレバーがあるとよいのだが、人間は一度かっかくるとタチが悪い。

一度圧縮を抜いて、この段階で、スターターオン! 

キュ、ブチっ、、、あれ?? 一瞬で電源喪失

さっきまで電圧は普通にあったのでたぶんバッテリーターミナルの不良だろう。

一度ターミナルをはずしてペーパーでみがいて元に戻した。

キュキュキュ、ど、ど、、、ドドドドド。

スロットルをマックスの1/3くらいまで押してあげると良いみたい。

ちょっと反応が遅いが、モーター5秒も回してないので、許容範囲かな。

デコンプした影響は分からないが、どうもバッテリーからの電流不足だったようだ。