富田豊教授が書かれた本(すぐに使える!オペアンプ回路100)に出ていたのは、いったん2つのツェナーダイオードで正負電源をつくり、ポテンシオメータでプラスマイナスで電圧を分けるというもの。
そのシグナルをオペアンプで増幅するというものだ。
なぜオペアンプ? それなしだと、なにかを起動させるのに電力不足だからなのか?
たぶんそうなのだろう。
”勉強しろ”と言われた”オペアンプ”だが、日本語では”演算増幅器”と言われるらしい。
ようは、一定の作業(オペレーション=増幅)を右から左へ(回路的には、左から右だろうが、、)にやってくれる集積回路のことだ。
このオペアンプだが、基本形は、正負電源で、マイナスもプラスも増幅するってことのようだ。
トランジスタでの増幅は、入力の信号がプラス、出力もプラス、その関係性を示す曲線の原点(入力電圧が低い、ゼロに近いところ)ではラインが線形ではない。
なので、たしかバイアス電圧をかけることで、線形な増幅をさせないと、例えばオーディオの音がひずむ、ということだったような、、、 たぶん。
そういう意味では、マイナスはマイナス、プラスはプラスで、しかも原点付近で歪まないアンプで、しかも出来合いのものが量産されるというのなら、画期的じゃないか!
そうか、Macrophage IIに搭載した、bluetoothアンプは、こういうのを使ってるから、値段も激安でサイズもやたら小さい割には、ちゃんと音が増幅されるわけだ。
と、おそらく40年ほど遅れて学んだのかもしれない。
原理は分かったが、風向計をうごかすためのオペアンプとして具体的に何を買えばよいのかは分からない。
とはいうものの、まずは大前提として正負電源がいる。
5.1Vのツェナーダイオードを2つ、抵抗(2kΩ)を2つ、それからウィンドベーン作成用にポテンシオメータ(10kΩ)を、ネット販売のパーツ屋さんから購入した。
オペアンプはあとまわし、と思っていたが、面倒になってきたので、DC/DCコンバータを2台アマゾンで購入した。ひとつは、出力±5ボルトのもの、もうひとつは出力を3-15vで可変できるもの。この2台のコンバータが、送料込みで3000円しなかった。
なので、全部できたとしたら3つの電源の試作品ができるのだが、うまくいくのだろうか?