Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

風向計の謎を解く その3(参考書到着)

秋葉原の偏屈な店主に、”学校で勉強してください”などと言われて不愉快な思いをしたが、考えようによっては、間違ったアドバイスではなかったのかも、と思う(ようにした)。

実際、ホイートストンブリッジのこととか、なんの話か忘れていたし、オペアンプっていう言葉も知らなかった。

多少ではあるが電子回路を最初に勉強したのは、小学4年のときだった。

アマチュア無線の免許をとったとき。

あのころは、”オペアンプ”なんてものはなかったので、全ての回路は、ダイオードだったり、トランジスタだったり、効率が求められる増幅には、まだ真空管が使われていた。

なので、電気の流れを、右と左でダイオードで分けられないかと思って、別の店の店主に、そういうダイオードないですか?と聞いたら、”それはダイオードではできません”、と言われ、”学校で勉強してください”と言った店主を紹介されたのだった。

最近の大学入試では、ホイートストンブリッジも出題されるようだ。

家庭教師のトライさんがネットで授業を公開していて、トライの先生が解説してくれていた。

その先生の教え方が、すばらしかった。ちょっと学校に行った気分になった。

 

風向の測定方法として、私が思い付いた方法、つまり、ポテンシオメータをホイートストンブリッジに組み入れることでも測定自体は可能なのだろうが、結局、シグナルをプラスマイナスで分けることができたとしても、なんらかの増幅ができないと、校正ができないだろう。

そこで”オペアンプ”がなんとかしてくれるのか? 

そう思い巡らせながら、「すぐに使える!オペアンプ回路図100」, 富田 豊 (著)が届いた。

この本は、すばらしい。

そこに、まさにストライク、直球ど真ん中、”ポテンシオメータによる位置検出回路”が解説されていた。

 

最初からダイオードで、プラスとマイナスの電源をつくっておいて、可変抵抗でうごかすのだ。

ホイートストンブリッジの場合は、正電源のみでよいというメリットはあるだろうが、未知の内部抵抗などで計算が狂ってしまうと、真ん中(ヨットでの真追って、180度の風)で、ちゃんと電流をゼロにできるかというと不安だ。

その点、最初から、正電源、負電源があれば、それを可変抵抗の真ん中で振り分けるだけですむ。

 

(コンテンツに触れないように、ぼかしをいれてます。)

 

やはり、技術的問題の解決には専門家のアドバイスを聞くなり、専門家の書いた本を読むなりというのが良いのだろう。

ただし、その専門家としてright personを探すのが難しい。

これはどの分野でも同じな気がする。

 

オペアンプ、それ何?っていうレベルの人(私)にとっては、貴重な一冊!