Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

秋葉原が終わっていた

用事があったので東京へいってきた。

台風の影響で、飛行機が揺れた。それはどうでもよいが、、秋葉原に行ってみた。

0-20maの電流を-10〜+10maに変換する方法がないか、あるのであれば、部品を買って帰ろうとおもった。

もちろん、風向計のセンサーを作りたいからだ。

駅前の電○会館なる建物に行ってみた。

パーツ屋が密集している。

電子回路オタクみたいな店員がいて、助けてくれるかもと期待が高まる。

1軒目、「0-20maの電流を-10〜+10maに変換する方法がないですか?」と聞いてみる。

「何を言ってるのか分からない」と、挨拶ができない店主が、無愛想に目をあわさない。

背景も含めて説明するが、日本語が通じない? 

2軒目も、ほぼ同じ。

3軒目、若い店員がいたので、聞いてみる。

(店員)「私は、売ってるだけなので、そんななことは、、、」

(私)「では、どなたか聞いたら教えてくれる方いませんかね?」

(店員)「無理ですね。ここの人達にそんなこと期待しないほうがよいですよ。」

”ここ”が、秋葉原全体を言ってるのか、その店の界隈を言っているのかは分からないが、この若い店員のいってることを理解するのにそう時間はかからなかった。

どの店にもお客はいない。

いるのは、頑固オヤジといえば聞こえがよいが、コミュニケーション能力にかけたへんくつな店主のみであった。

10人くらいの店主に聞いてまわったが、最後のほうですこし日本語が通じるひとがいて、

「それは、きっとそういうICがあるはずなので、○○さんところにいって、そういえばいいよ」とアドバイスしてくれた。

で、勧められた店にいってみた。この周辺では、まともなコミュニケーション能力のあるひとがいないのは理解できていたので、おそるおそる、

(私)「すみません。これこれで、、、、」と説明。

店主は、最後まできいてくれず、会話をさえぎるように、かつ不機嫌そうに

(店主)「それ、ICじゃなくてオペアンプ

(私)「それは何ですか?  」

(店主)「オペアンプ知らないようじゃ話にならん。」

(私)「具体的にどうすればよいですか?

(店主)「そんなのは、学校いって勉強してください。」

というような流れで、会話途絶える。

別の店の若い店員が、ここの人たちには無理、期待しないほうがよいと言った意味がそこで理解できた。たしかに、無理だと思った。

すくなくとも、ここにいる年寄りにはコミュニケーション能力がないので、話にならなかった。

ビルに入居しているパーツ店の半分は、シャッターがおりたまま。

お客はほとんどいない。

真のオタク少年が電気回路設計して部品かってる姿はない。

ふと考えたが、私が手に入れようとしていたものが、量産コンピューターの部品で、年間10万個発注しようとしていたとしたら、どうだっただろう。

JAXAのロケット開発者だったらどうだろう。

お店が儲かっただろうに、とかいう小さな話ではない。

世の中に貢献できたかもしれない。

この国のもの作りの、土台がなくなってきたのかもしれない。

少なくとも、ものづくりの土台が秋葉原ではないのは確認できた。

屈辱的な時間ではあったが、すくなくともオペアンプなるものがよさそうだとタダで教えてくれたので感謝しよう。

学校にいってる暇はなさそうなので、”すぐに使える!オペアンプ回路図100” なる本をアマゾンで注文した。

早くこないか、楽しみ。

 

秋葉原駅前、オムライスたべたらおいしかったので良しとしよう。