Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

出港延期

大分の日の入りは18時30分ごろ。

夏は短い。現在、19:40で外はもう暗い。

15時過ぎに、出港して進めるだけ進もうかとも考えた。

うねりと強風とは言わないものの、夏にしては薄暗い夕方に低気圧に特有の力強いブローもはいる。ちょっと恐い感じが残る。

今からでたら、無垢島入港は、日の入りのあと。

暗い豊後水道を一人で下りながら、吹き付ける南風、、、そしてだんだん暗くなる海面。

想像した瞬間に、嫌な感じがした。心から、そんなの嫌だと思う。

若干ビビりだよなと思うが、数日前、大分ヨットクラブのOBで当時もっとも潮気のあったAさんと別件で話しているとき、”ひとりで乗ってるんだってね。絶対に落水するなよ。帆走中にはデッキには行ってダメ”と言われたばかりだった。

帆走中にデッキにいくな、無茶な話にも聞こえるが、説得力があった。

Aさんが以前、4年間、南太平洋、東南アジアをシングルハンドで乗り回してる中、帆走中はデッキにでないを決めていて、実際そうされたのだそうだ。

そのためには最初から強風を見越してリーフしておくとか、取り回しをコックピットで行えるように艤装するとか、なによりも全てのランニングリギンがスルスルと回るように整備しておくとか、入念な準備が必要だと思う。

 Aさん曰く、”落ちなければ死なない、落ちたら助からない”。

名言かと思う。

取り敢えず、出港しなければ落水もないので死なない。

今日は、出港延期とした。