Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

固形式ライフジャケット

長年ヨットのってない間に法律が変わってライフジャケット着用が義務化されていた。

大変結構なことだと思う。

一方で、規制も緩和されたのか、自動または手動膨張式のスタイリッシュなライフジャケットが主流(流行り)となっている。

私自身はというと、シングルハンドが多かったというのもあるが、義務化される以前から、航海中のデッキでは、ハーネスとライフジャケットは必ず着用していた(と思う)。

そしてライフジャケットは夏でも桜のマークの固形ベスト型。

それは決して貧乏だからではない。

私は、なんとなく本当に膨らむかどうか落水するまで分からないという膨張式に命を預けるのを躊躇してしまう。要は、信用していないのだが、現実的に膨張式ライフジャケットが膨張せずに死亡されるという痛ましい事故が複数報道されている。

それと、船酔いしやすい体質なので、船酔い防止の鉄則のひとつに、体を冷やさないことがあると経験的に信じている。

意外と真夏でも船上は風がある。無風だとブンブン機走するので結局風はあるのだ。

そういう環境では、背中まで浮力体が入ったもののほうが体が冷えなくてよい。

落水したあとの浮力の維持と低体温防止を考えると、尚のこと背中まで覆われていたほうがよいだろう。

あと、どこかでどなたかが書いていたが、背中に浮力体があると、座ったときに背中が痛くない。それは本当にそうだと思う。とくに長時間走っていると背中にクッションがあることの利点を実感する。

ライフジャケットの内側にしっかりとしたハーネスをつけて、テザーを出すと、いかにも外洋ヨット乗りみたいに見えて私は格好良いと思うのだが、ひとつ問題がある。

多くの桜のマークの固形式ライフジャケットは、前がファスナーなのだ。

ファスナーだと、ハーネスをライフジャケットの外につけるしかなくなるが、そうなると格好悪いだけでなく、ハーネスが体にフィットしないので危ないと思う。

そこで昔ながらの紐式のライフジャケットの出番となるが、あまり売ってない。

色々探していたら、日本救命器具株式会社から、NQS-6なる紐式のライフジャケットを発見した。すべてを入れ替えるのはなんだけど、せめてあと2、3個は紐式買おうかな。