Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

マストからの配線とスルーデッキ設置

マストが立って、航海灯をつけた。

このレストアを機に、航海灯類については、シンプルなものに変更した。

ミニマムを考えれば、両色灯とマストトップの白色全周灯があれば、国内ルールにおいては、機走も帆走も可能だが、マスト前照灯と、船尾灯は残すこととした。

むしろ、基本に忠実に、帆走時は両色灯と船尾灯、機走時には、前照灯を追加で対応して、仮にこれらにトラブルがおきたときには、白色全周灯で360度照らすことができるようにと考えた。(本来、10メートルの船長だと、白色全周灯のみで航行できないのだが、あくまで他の航海灯を失ったときの話なので、想定すること自体には違法性はないと考えている。)

船尾灯は予備をいれて2台ついていたが、これを機にひとつとして、さらにスプレッダーにとりつけられるデッキライトは廃止とした。

その結果、マストからでてくる電線は、白色全周灯からのものと前照灯からのもの、合わせて2本となった。

使用したキャブタイヤケーブルだが、古いビニール系のケーブルから、ゴム系のものに変更した。ゴム系の方が耐久性がよいかと思ってそうしたのだが、個人的な感想であるが、ビニール被膜でも十分な気がする。というのが、古いビニール系のキャブタイアケーブルは約20年たっていたが、被膜は、すくなくとも見た目や触った感じ、まったく傷んだ感じがしなかった。

ゴムでどうなのか、数年後に判明するかと思う。

デッキへの貫通は、ためしに防水ケーブルグランドを使用してみた。

普通は真鍮とかステンで出来た船舶用の貫通金物を使うのだろうが、Macrophage IIのそれは、ことごとく錆と塩が結晶化してこちこちに固まっていて、外すのさえも大変だった。

なのでプラスチックに変更し、かりにだめでも数年おきに入れ替えればよいと思ったのだ。

 

デッキのケーブル貫通部分
2022年1月