Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

計器パネルとGPSスピード&ログメータ取り付け その2

 GPSスピードメータの通電する前に、念入りにプラスマイナスを間違ってないかチェックした。

それ間違うと、下手すると火花がでて機械も壊れる。

電線どおしの接続は、ねじこみコネクタを使った。

本来だと、もうすこししっかりと端子でとめるべきなのだろうが、やりかえもあるかもしれないので、とりあえず。

このねじ込みコネクタは、船では使わうべきでないと言うひともいる。

接続が不安定、本当に絶縁できてるか不安、などの理由だろう。

しかしながら、このコネクタは非常に優れものである。

接続になんの技術もいらない。ねじ込むだけでよい。

たしかに、キボシ端子とかのほうが、導線どおしがしっかりと圧着するのでよいのだろうが、何箇所かねじ込みコネクタを使ってみた感想は、ねじ込みコネクタ> ハンダ付したキボシ端子(←邪道らしい)>防水形圧着スリーブ(熱収縮タイプ)>>素人(私)が安物の工具で締めたキボシ端子、という順番で信頼性があるように思う。

切れたらまずいというところ、例えば、マストトップの航海灯には、熱収縮スリーブをつかったが、結局、あっという間に断線した。

切れても命にかかわらないところとして室内灯があるが、LEDに交換した際にすべてねじ込みコネクタを使った。

購入したLEDランプにセットでついていたのだ。

実は、その時に初めてつかってみて、便利だと思った。

まったく断線することなく使えている。

ギャレー用の海水ポンプの配線には、当初は、キボシをつかったが、しばらくして接続が若干あやしくなった。

そもそも元の電線があやしかったので、5月のクルージングで完全に断絶し、ポンプはともかくとしてオートパイロット も動かなくなった。

貴重な休日を潰して、しかも旅先で配線をやりなおすということになったわけだが、その際、応急処置とおもいネジ込みコネクタを使った。その後、とても調子よいので、そのままにしている。

ねじ込みの良さのひとつに、簡単に外すことができることがある。簡単といっても、ネジを回すので、自然に簡単にはずれるという意味ではない。

今回、GPSスピードメータの配線を、ねじ込みコネクタにしておいてよかった。

なぜなら、根本的に配線を間違っていたからだ。

当初、ソーラーパネルが動くことを確認するために、太陽光で発電させて、そのまま GPSを作動させた。うまくいったかのようにみえた。

そのあと、パネルを仮止めし、ソーラーパネルを外してGPSのスイッチをいれたらまったくうごかない。

あ〜、またしてもやってしまった! 

ソーラーパネルのラインとバッテリーの間には、チャージコントローラをいれていたのだった。

もともとパネルの中には、12vの電源がきていた。ロイヤル製のスピードメータがあったからだ。横着して、その電源を途中でぶちきってチャージコントローラをかませて、ソーラーパネルをつないだんだった。

なので、どんなに元の”電源”と思っていたラインから12vを取ろうにも、チャージコントローラが逆流(バッテリーからパネル側への電流)を遮断しているのだ。

ソーラーパネルを装着しているときには、コントローラを介さずに、迂回した電気が直接GPSに向かってたので、GPSが作動できたのだ。

ということは、完全にやり直し!!

 

チャートテーブルの前に設置されたソーラーチャージコントローラ。
コントローラからからみおて、下向きにバッテリーへ接続、上むきにソーラーパネルに配線されている。