不思議なもので、一度失敗すると、次から次へと不運がつづく。
白濁したエポキシを眺めながら、もはや元にもどすすべもなく、結局、ゲルコートで固めることにした。
ゲルコートは、ポリエステル系なので、エポキシにはつきにくいと言われる。
たしかにエポキシが完全硬化してツルツルになった状態だと難しいかもしれないが、接着はすると思う。(実際、している。)
表面がでこぼこしているので、パテをいれて、その上からゲルコートを塗ってみた。
ところが、ゲルコートがなかなか硬化しない。。
原因としては、エポキシとの相性がわるい、あるいは、なんらかの理由でゲルコートが固まらない。絶対かと言われると自信がないが、後者ではないかと思う。
当時、樹脂の扱い方が適当で、硬化剤を混ぜる前に、ゲルコート自身をしっかり攪拌していなかった。おそらく攪拌不足でパラフィンが均一に分布していないと固まらないのではないかと思う。それと、若干、硬化剤が少なかったのかもしれない。
いずれにしても、ゲルコートが固まらないので、投光器であたためながら硬化させた。