Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

第37回佐伯市長杯クルーザーレース大会  参戦記 その19 帰路 帆船みらいへと併走

ほとんどの出場艇は、レース終了とともに帰ってしまった。

保戸島によったとしても、入港はおそくなるし、夜走るのは避けたい。

Kさんは、大入島の桟橋に泊まるというが、私は、佐伯にもう1泊して、翌日ゆっくりもどることにした。

 

翌朝めがさめると、風が強い。

佐伯湾にでると、北からの風だ。

半島に帯状の黒がかさなっていて、そこから強い風が吹き出している。

豊後水道はもっとひどいのか、それともこの吹き出しを過ぎれば少しはマシになるのか。

後方には、帆船みらいへ、が見える。

AISの情報によると別府へ向けて出港したようだ。

 

保戸島の手前で、風が回るが、いっこうに弱まる気配はない。

 

そんななか、前方をじーっとみてみると、白波の中にヨットらしい影がみえる。

双眼鏡で確認すると、スレーライドだ!!

漁船もでてこない時化の豊後水道をひたすらタックを繰り返しながら進んでいる。

大丈夫かな、、写真をとってあげようと近づこうとするが、今度は、タックして保戸島のほうへ方向を変えてしまった。

どんどん見えなくなる。大丈夫かな?

必死にタックを繰り返してる最中に、電話したらきっと迷惑だろう。

 

保戸島をすぎると、チョッピーな波がへり、少し楽になる。

帆船みらいへ、は佐賀関まで、ずっと一緒に走ってくれた(と思う)。

ありがとう、みらいへ。

 

関の手前で、Kさんに電話する。

豊後水道を北上中という。無理せず、佐賀関にはいるように勧める。

Kさんは、その後、佐賀関までセーリングで走り1泊するも、その翌日はもっと時化ていて出港できず、結果、2泊3日の行程でマリンピアむさしまで帰ってきた。

彼こそが、この外洋レースの真のチャンピョンかもしれない。

 

 

半島にかかる帯状の雲
強風が噴き出してくる

 

帆船みらいへ、が佐賀関まで並走してくれた。

佐賀関沖でゆっくり走る帆船みらいへ

 

16時50分にホームポートに帰港