Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

オートパイロット整備のレストア記録

Macrophage IIのレストアを始めたときの最優先課題は、船体、リギン、エンジンだった。

そしていざ海に浮かべられる状態まで整備された段階で、オートパイロットがない!ということになった。

この記録をどこかに書いたつもりでいたのだが、書いてなかった。

忘れないように記録しておこうと思う。

もともとMacrophage IIを購入したときには、FUSOの油圧式ロッド型のオートパイロットがのっていた。1990年代の話。

その当時でさえ、FUSOのオートパイロットは古いもので、すでに生産も販売もなされていなかったのではないかと思う。

しかし、なにが悪いわけでもなく、シンプルな作りで使いやすかった。

ただ難点は、機走であれば問題ないのだが、セーリングでとくに上りのときにウェザーヘルムがきついと、油圧ロッドが悲鳴をあげていた。

レストア開始時に、そのオートパイロット は復元不可能なレベルだった。

なにごとも不可能ってことは滅多にないだろうが、中身(基盤)がボロボロだったので、さすがに諦めた。

新品で整備するなら、Raymarineか、Simradだろうが、とりあえず、なんでもいいや、とおもい、ヤフオクで探してみたら、NAVICO TP1800がジャンク品として出ていたのでゲットした。

写真もとっていないので覚えていないが、2022年だったように思う。新しく配線し、オートパイロットのベースも自作した。

これがTP18001号機。

NAVICO TP1800、もともとは30フィートくらいまでのヨット用だと思う。

買ってみて、配線が意味不明なので、中身をみてみたら油圧式ではなく、単純にモーターと歯車でロッドを動かすタイプだった。

”馬力”不足を心配したが、これが意外や意外、33フィートのMacrophage IIを問題なく操ってくれる。

以前と艇の状態が違う(いまは基本のジブセールが小さい)ので単純な比較はできないが、すくなくとも、なんとかなっている。

なんと言っても1回のみに行くくらいの金額でオートパイロットが手に入った。

しかし、オートパイロットは機械なので、いつか壊れるかもしれない。

機械の故障ではなく、配線の不良だったのだが、以前、上関までクルージングにいったとき、オートパイロットが使えず、たった半日の行程だったが、ティラーから手を離せないのはきつかった。

いますぐ行けるわけではないが、そのうち瀬戸内海1周くらいはしたいので、今回、予備機を投入することにしたのだ。

たまたまTP1800が出ていたので迷わずゲットした。

これでオートパイロット2台体制となった。