Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

ひも型救命胴衣

レースに向けて、紐型の救命胴衣(以下、ライジャケ)を、2つ新調した。

前方を紐で結ぶタイプの救命胴衣
(日本救命器具製)

昔は、ライジャケの着用義務がなかったので、外洋ヨットでデーセーリングする際に救命胴衣をつけているひとは稀だったようにおもう。

最近は、ハーネスと一体となった膨張式が主流だが、私は昔から、ハーネスと桜マークのライジャケを愛用してきた。

もう30年前の話。お隣のヨットのオーナーが、若いクルーと毎日船だすようなひとだったのだが、真夏の無風でも全員オレンジ色の桜マークのライジャケオンだった。それをお手本にしている。

そのオーナーにはそうする訳があったように思う。

私がヨットを始めるず〜〜っと前、たぶん50年ほど前だろうが、別府湾で人が亡くなっている。浮かんでいたら死ななかったのに、、、という思いがあったんだと思う。

その後経験したアメリカでも、割とみなさん、固型式ライジャケの愛用者は多い。

桜マークの一番安いやつでも、type A型、悪口もおおいですが、悪くないと思う。

なんといっても膨張式とちがって、なにがなんでも絶対に浮く。

そして背中も浮力があるタイプは、浮いた後も気持ち低体温を防げるように思う。

固型式には、ハーネスと一体になったタイプはないので、ハーネスは別に用意する必要がある。

そこで以前から疑問があった。ハーネスが先か、ライジャケが先か?

前方がチャック式のライジャケだとハーネスはライジャケの上にしかつかない。

それでもよいのだろうが、非常に付けにくいし、ちょっと船内ではずそうにも、ハーネスをとらないとライジャケが脱げない。

なので邪道かもしれないが、私は先にハーネスをつけて、ハーネスの上にライジャケを着ている。

それを可能とするには、ライジャケの前方に穴が必要だ。

そこで重宝するのが、紐で縛るタイプのライジャケ。

ひもの良いのはもう1点ある。ファスナーは塩で固まるとライジャケ自体が使えなくなるが、紐は固まることはない。