Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

槍付用のフェンダー

前回、国東港での一時係留を断念したのは、岸壁に横付けすることを前提としていたからだ。

以下、言い訳。

・横付けには岸壁が高すぎる(下手すると岸壁にあがれない)

・岸壁に本船用の黒い大型ゴム製フェンダーが設置してあり、小型船には不向き

・波がはいると岸壁と船体横腹がゴツゴツあたりそう

・岸壁付近がやや浅い(干潮でキールがあたるかも)

・条件がよさそうなところには漁船が槍付係留中

という悪条件がかさなった。

槍付したら、多少岸壁が高くてもバウパルピットの高さの分だけ高い位置から岸壁に登れるし、ゴムフェンダーは関係なくなるし、波がはいって揺れることはあっても岸壁とゴツゴツしなくてよいし、キールは岸壁から離れるし、条件のよい漁船だまりにつっこめた。

そんなことは1秒で理解できたのだが、アンカー出すのが億劫だった。

出すのは簡単だけど、回収時に泥だらけになるのが嫌だな、、、とか、それもあるのだが、なにより着岸時にシングルハンドでバウ(船首)をギリギリに着岸させようとするとパルピットが岸壁にゴツンゴツンと当たる可能性が高い。

せめてダブルハンドなら、バウにひとがいて、あと1メーターとか、距離をはかってくれるし、バウが当たる直前にもやいをとってくれる(かも?)。

これまで何度も前科があって、バウ(正確にはバウパルピット)を岸壁にゴツゴツ当ててきた。

発想を変えて、最初からバウをあてて船を止める方法はないか?

そのためには良いフェンダーがいる。

ところが、そういう専用フェンダーは売っていない。

ヨットを槍付するのは、日本くらい?

アメリカで槍付してるヨットをみたことがない。

奴らは普通はマリーナの桟橋係留であって、アンカーは、沖留めとかでのアンカリング用なので、アンカーウェルもバウにある。

アンカーをスターンから打つというのは前提にないからだ。

ところが日本では、マリーナは限られるし、アンカリングできる場所もすくないし、アンカー使うとしたら、狭い漁港での槍付くらいだ。

話をフェンダーにもどす。

もしバウを守りたければ、最強なのは、俵型、発泡スチロール製の大型フロートだろう。

オレンジ色のカバーがついたやつだ。

つかっているひと多いので、言いにくいが、なんか格好悪いよな、、、ということで私は積んでいない。

そもそも積んでいたら、槍付でなくても、横付けも可能になったのだが、、、

なにかよい方法ないかなと考えるが妙案がない。

嵩張らずに、すっぽりとバウを覆えるものがよい。

インフレータブルのフェンダーをバウの形に合わせて特注するのがベスト?

あるいは自作する。

インフレータブルフェンダーの自作は無理っぽいが、理想を言えば、港の中で10秒以内で取り付け、取り外しが可能である必要がある。

それ以上かかると、結局”常設”になってしまうような気がする。

取り付け部位としては、船体のほうがよいだろうが、プロテクトする部分はパルピット。

真っ先にぶつかるのは船体ではなく、突き出たパルピットだからだ。

ところが、パルピットでフェンダーを支えると、結局、岸壁にぶつかったときに、パルピットに衝撃がかかる。

フェンダーをパルピットにつけるにしても、ショックコードで縛るとか、なにか衝撃を吸収できる仕組みが欲しい。

だれか作って売り出して欲しい。

 

 

 

 

だれか作って売り出して欲しい。