ウェブ経由でAIS情報を発信しているサイトがある。
Marine Traffic ,Vessel Finder, Ship Finderなどがメジャーなサイトだ。
彼らはどうやって利益を得ているのだろう。
New Pec Smart(携帯での航海アプリ)は Ship Finderの情報を使用しているらしい。
その基地局は、大分県でいえば、大分港にある大分ポートラジオを運営している東洋信号通信社が管理しているんだそうだ(by AISの販売店さん)。
AIS電波だした直後にNew Pec Smartで自船情報がでないことを販売店に問い合わせたら、いったんポートラジオにあるアンテナまで電波が飛ばないと、New Pec Smartには情報が反映されませんよ、とのことだった。
なのでNew Pec Smartに出ているAIS情報がリアルタイムかというと、地上局との間の電波状況によっては、リアルではないということになる。
先週出した電波だが、無事にNew Pec Smartでも確認できた。
基地局で受信されたからだろう。
ウェブでのサービスであるShip Finderでも自船情報が確認できたが、こちらは48時間遅れの情報らしく、リアルタイムで情報を得るのは有料だ。
なるほど、ここで利益がでるんだな、と納得。
Marine TrafficとVessel Finderだが、グローバルにはメジャーなサイト。
リアルタイムでの情報と言っているが、Vessel Finderには自船情報がでていたが、Marine Trafficには、私の船の情報は出てこない。
ということは、地上局にも系列があって、それぞれの系列で必ずしも全ての船舶情報が得られているわけでもなく、情報の共有もされているわけでもなさそうだ。