Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

番外編 コーヒーの話 その1

最近、職場の秘書さんによると、課内のコーヒーの消費がすごいらしい。

犯人は私かも!!、と白状したが、どうも私だけではないらしい。

みなさんが中毒者のように、コーヒーを飲んでいるのは、仕事がよほどのストレスなのか? あるいは息抜きが多すぎるのか? よほどコーヒーがおいしいのか? 真相は不明である。

数年前に、部内のキッチンに常備しているコーヒーを、一個一個が包装されているペーパードリップに変えた。

真のコーヒー好きには、こんなのはコーヒーではないと言われるのかもしれないが、この1杯づつパックした製品を開発したひとは偉い!

それによって、コーヒーは全てセルフサービスとなり、秘書さんんのワークロードを減らせたのと、いつでも入れ立てのコーヒーを飲みためるようになった。入れ立ては、コーヒーメーカーのジャーの中で煮詰まったコーヒーより何倍もおいしい。

 

少し値段が高いのに、どんどん消費されるということは、メーカーとしては大成功なのだろう。

 

思えば、生まれて初めて、インスタントコーヒーでないコーヒーを飲んだのは、10歳ごろだと思う。

どなたかが、父へのお歳暮として、カリタのコーヒーセットを届けてくれたと記憶している。

ペーパードリップ式で、すでにグラインドされたコーヒー豆がの缶詰になっていた。

キリマンジェロとモカと書かれていた。

私にはその意味が不明だったが、説明書どおりにコーヒーをいれてみた。

するとヤカンから注がれたお湯がフィルターを通してコーヒーカップの中に少しずつコーヒーとなってドリップしていく。

ついに、コーヒーができた。

部屋中にコーヒーの香り、カップを覗くといつも見るインスタントコーヒーとは違いって意外と透明感がある。

早速、少しだけすすってみると、驚いた。

割と酸っぱい感じの風味が口いっぱいに広がる。

うっ、コーヒーではない、と思った。

無理をして、もう少し飲んでみたが、やはり、自分が知っているコーヒーとは異なる飲み物であることを確認した。

その時は、おいしいとは思わなかった。1975年の12月の出来事だ。

Macrophage IIの建造が、1972年と推定されるが、ほほ同じ時期に私は、熊本の片田舎でコーヒーなる飲み物に出会ったのである。

 

雪のまうマリーナの作業場にあがったMacrophage IIにて
2022年12月18日