ちょい投げ用アンカーとして購入した”なんちゃってダンフォース”が到着した。
やってしまった。。。
7キログラムのダンフォースみたいな形をした"重り”が送られてきた。
これぞ安物買いの銭失いか。
船の部材、しかもアンカーは、なんぼ”ちょい投げ”とはいえ、場合によっては命に関わるわけで、なっとくできないものは返品するしかない。
当初、私が思っていた仮説は、なんちゃってダンフォース”型”が海底ですべる原因のひとつに、フルーク(羽)とシャフトの角度があるのでは、というものだった。
というのが、海外では、様々な形状のアンカーを実際に投入してみて、アンカーが効くかどうかの実験動画が複数投稿されていて、食い入るようにみてみた。
そうすると、Macrophage IIに搭載しているフォートレスのアンカーは、海面に到達したと同時にフルークが海底に刺さっていくのに対して、ダンフォース”型”と言われる安物のアンカーだと、アンカーが横倒し(正確には斜めに倒れる)になってしまって、フルークの先端が海底に刺さっていかずそのままズルズルと滑っていく。
以前もっていた15キロの”なんちゃってダンフォース”だが、訪問先の港内でスターンから、十分なスコープをとって投げ込んでも、滑りまくって一切効かないという事象が連発していた。
下手なセーラーがドタバタしているようで、恥ずかしかったが、なにより一発で刺さらないのがとてもストレスであった。そして、それはとても危ないのである。
フォートレスを入手しておもったことは、4つある。二つ目は、部品が精密であり、みためがとても美しい。二つ目はなんといっても軽い!!。三つ目は、フルークが長いためその先端がシャープであり、四つめは、フルークとシャフトの角度もより鋭角(正確には32度らしい)なことだ。
とくに、よこにひっくりかえらずに一発で海底に刺さるためには、3つめと4つめの点は重要なのではないかと思っている。
今回失敗したのは、そもそも安いからといって、建材系の大手通販サイト、モ○○ロウで買ってしまったことがある。写真ででている製品は、フルークとシャフトの角度が割と鋭角だった。
実際に問い合わせまでして、角度は片側に振ると30度、反対に振ると40度、という説明だったので購入を決めた。
泥などの海底では、フォートレスは45度に設定できるようになっているが、瞬間的な変更は不可能なので、もし瞬時に角度が変えられるのであれば、画期的かと思った。
で送られて来たアンカーをみて驚いた。
ひとつめ、みためが汚い。部品にたくさんのバリがあって、バリをとらないままどぶ漬けしてある。。。 二つ目は重たい。これは想定内だが、ぎっくり腰をしていて、7キロでもつらい(笑)。みっつめは、羽の先端が鈍角、四つ目、これがもっとも重要なのだが、フルークとシャフトの角度が広い。しかも説明とはことなり、両側で同じ角度であって、30度と40度にはならない。そして、決定的に憂鬱になったのが、そもそも写真ででてた製品ではない!!
通販でそれは無しにしてもらいたいなあ。