2022年5月、やっと艇を海に下ろすことができた。
そうなるとどこかへ行きたくなる。
エンジンのサビを取る過程で、結果的にボアアップになっているはずなので、エンジンの慣らしもしたほうが良いだろう。
佐賀関まで1泊で行ってみることにした。
関までの距離は、15マイルほど。それでもテンションがあがる。
エンジンの回転を少しずつあげていくと、艇は快調に船速をあげていく。
プロペラの位置を前方にずらしたが、その影響は分からない。
船底がきれいなので、快適なクルージングとなった。
あっというまに到着し、北側の港の岸壁に舫う。
佐賀関は私がもっとも好きな場所のひとつだ。
デジャビューという言葉がある。
実体験としてはみたことないはずなのに、みたことのあるかのような感覚のことだ。
私はどちらかというと山とか田んぼの中で育ったのだが、佐賀関の風景をみると、故郷の景色のようになぜかホッとする。