Macrophage II の日記

ヨット(BW-33)のレストア記録を中心にした独り言

マスト再整備 その1 レストア前

私のBW-33のマストは、単なる楕円のパイプを連結させたものである。

単なる楕円というのは、グルーブ(セイルを取り付けるための溝)がないという意味だ。

最近の艇のマストは、アルミを成形してグルーブが最初からついている。

それと、マストは1本ものであるのが普通だが、Macrophage IIのマストは、真ん中付近で、マストの内部に連結用の楕円のパイプらしきものが入っている。

50年前の材料だと1本ものができなかったのだろう。

強度を考えると、必ずしも1本ものがよいか分からない。

場合によっては、連結したもののほうが、強いのかもしれない。

イメージとしては、骨折した骨にギブスを巻いているようなものだ。

 

マストは、もともとアルマイト加工がなされていたと思われるが、ほぼベアのアルミとおもってよい状態であった。

 

マスト全景

マストはスプレッダー付近でリベットで連結されているのがわかる

全体像 マストトップ方向

マストの根本は、アルミの土台がはまっているが、よごれ+電食で原型がよくわからない
2017年12月ごろ

スプレッダー

サイドステイとスプレッダー接合部

スプレッダーのソケット

マストトップ
マスト長、約11,650 mm




グースネック(ブームの付け根)接合部位
ステンレスブームとの間で電食がおきている

マストトップ
スピンハリヤードとブロック

スプレッダー根元の部分
ここがソケットに入る構造

 

ソケットとスプレッダー
(ソケットは切断後)