私のBW-33のマストは、単なる楕円のパイプを連結させたものである。
単なる楕円というのは、グルーブ(セイルを取り付けるための溝)がないという意味だ。
最近の艇のマストは、アルミを成形してグルーブが最初からついている。
それと、マストは1本ものであるのが普通だが、Macrophage IIのマストは、真ん中付近で、マストの内部に連結用の楕円のパイプらしきものが入っている。
50年前の材料だと1本ものができなかったのだろう。
強度を考えると、必ずしも1本ものがよいか分からない。
場合によっては、連結したもののほうが、強いのかもしれない。
イメージとしては、骨折した骨にギブスを巻いているようなものだ。
マストは、もともとアルマイト加工がなされていたと思われるが、ほぼベアのアルミとおもってよい状態であった。